「おてらおやつクラブ」

おてらおやつクラブとは

おてらおやつクラブ」とはお寺にお供えされる様々な「おそなえ」を仏様からのお下がりとして頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力のもと、経済的に困難(ひとり親家庭など)な状況にあるご家庭に「おすそわけ」をする活動です。

なぜ支援がいるのか

厚生労働省の「全国ひとり親世帯等調査」によると平成28(2016)年はひとり親世帯数が141.9万世帯あり、うち母子世帯が86.8%の123.2万世帯となっています。また、ひとり親世帯の年間総収入のうち500万円を下回る家庭が大半であり、現在、世界で猛威を奮っている新型コロナウイルスでその世帯の収入はさらに減少しています。
日本におけるひとり親世帯の相対的貧困率はG7(先進主要7カ国)で高水準となっています。そのため、満足に食べたくても食べられない貧しい家庭が増加しているのです。

もったいないを寄付しませんか

ご近所の方へ

信興寺では「おてらおやつクラブ」の運動に賛同し、現在わずかばかりではありますが寄付をし始めたところです。最もお参りのお供えが増えるお正月やお盆、お彼岸を中心に寄付をしております。
しかし、皆様のご家庭にも「賞味期限がギリギリのもの」(おおよそ期限切れ1ヶ月前くらい)や買い替えの備蓄用食品、使わない日用雑貨などはございませんか。もしございましたら信興寺までお持ちください。お寺から近い名古屋市港区の西築地学区や港楽学区などにお住まいの方々からのご寄付を募集しております。お電話メールをいただければ私どもからご自宅まで取りに伺わせていただきます。

ご近所の寺院関係者の方へ

多くのお寺様にご賛同いただきたい運動ではございますが、中には1歩下がられているお寺様もあると思います。もし信興寺から近い各寺院様でこのような運動には協力したいけれども、躊躇い等がありましたら私どもと一緒にやりませんか。当山で各寺院様からいただいた「お供え」を梱包し発送いたします。もしご理解とご協力をいただけるお寺様がいらっしゃいましたら、信興寺(661-4938)までご連絡ください。

ご近所の葬儀関係者の方へ

葬儀を執行した際に、その場で「香典返し」をするご遺族がいらっしゃると思います。私の祖父母が亡くなった際、香典返しはロット注文で確か10個単位だったと記憶しております。そうなった場合、端数が出る可能性がございます。そこでご遺族様とご相談の上、お許しが出た場合、それをご寄付願えませんでしょうか。一度、ご検討のほどよろしくお願いいたします。ご不明な点が多々あると思います。ご説明にも伺わせていただきますので、前向きにご検討いただけますとありがたく思います。

どんなものが寄付できますか?

基本的に食品の場合は賞味期限が2週間以上のものが推奨されています。
<例>
果物
野菜
お米
お餅
お水
ジュースといった飲料製品
学習ノートや筆記具
マスクや絆創膏、生理用品等の衛生用品
食器用洗剤やティッシュ、トイレットペーパー、除菌シートなどの日用品

※タバコやお酒などはお断りしております。

まとめ

現在、皆様からの支援を待っているひとり親家庭がこの日本にも多く存在します。現在のウクライナの子供たちほどではないかもしれません。しかしそれと同様に困っている方々が身近にも存在します。そのことを皆様にも知っていただけたらと思います。私たちも「お供え」という形を通じて協力できたらと思っております。また皆様からのご寄付も「お供え」同様にありがたくお預かりしたいと考えております。今一度、1組でも多くの親子を救うためのご助力をお願いいたします。

信興寺:052-661-4938

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