信興寺について
信興寺(しんこうじ)は真宗大谷派(本山:東本願寺)の寺院です。
澤田信成(法名:寶珠院釋信成)が稲沢市・明蔵寺の副住職の際であった大正六年五月、埋立地で民家も点在する程度であった港町に暮らす皆様や港でのお仕事に従事する方々と宗祖・親鸞聖人が伝えてこられた
「南無阿弥陀仏」のお念仏の教えを共にいただいていくために草庵を建立したのが始まりです。
大正十一年には最初の本堂も建立され初代住職として現在の信興寺の基盤を造り上げました。
初代亡き後、二代目住職となった澤田信雄(法名:如實院釋信雄)は、自らも出征した太平洋戦争の戦火で失われた本堂を背に再興を決意しました。
また昭和三十四年に発生した伊勢湾台風による被害も甚大で苦難続きでありました。
こうした苦難をもご門徒様、地域の皆様方、港湾関係の会社で働く皆様とともに乗り越え、昭和四十二年に現在の本堂が完成し、平成二十九年にはこの地で創建から百年の節目を迎えることができました。
信興寺は真宗大谷派(本山:東本願寺)の寺院です。
大正六年から、無慮百年。
「気軽に参拝ができるお寺」「堅苦しくない」
そんな誰からも親しまれるお寺を目指しております。
看板犬と共に皆様をお待ちしております。
信興寺の想い
名古屋・築地口の地で信興寺の歩みが始まって約100年多くの出来事がありました。
しかし時代が移り変わっても変わらないことが宗祖・親鸞聖人がいただいてこられた「南無阿弥陀仏」というお念仏の教えです。
この教えを揺るがすことなく時代に沿ったお寺づくりをしていかなければなりません。
その教えを次世代へと繋いでいくにはまずお寺の存在を知っていただくことが必要です。
またどのような形であっても信興寺を知り、身近に感じていただければという想いから、「お寺を使って撮影会がしてみたい」「落語会を催したいのでお寺を貸して欲しい」などご提案も随時受け付けております。
「お寺は敷居が高そう・・・」とよく言われますが、そんなことはありません。どなた様もお気軽にお立ち寄りいただけ、利用していただけるお寺づくりを目指しております。
住職の紹介
こんにちは、住職の山田充(法名:釋充信)と申します。
最近では、核家族化が進む中で、これまで仏縁がなかったり、疎遠になっていたりする方と面会する機会が増えました。
信興寺では「初めてのことで何もわからない」「仏事ってなに?」という問いかけもよくいただきます。
私自身も、仏門に入った時は右も左もわからない状況でした。
信興寺ではそうした素朴な疑問を大切にしております。
とりわけ子供達の質問には度肝を抜かれることが多々あります。
そのような時は私自身も一緒に勉強しています。
お焼香の仕方、お布施の袋の表書きなど
「今さら恥ずかしくて人に聞けない事」もお気軽にお問い合わせください。
Instagramも活用しているのでDMでもどうぞ!
信興寺の柴犬
信興寺には現在2頭の柴犬がご参拝の皆様をお出迎えしております。
どちらも福井県大野市の犬舎で誕生し、2頭は異母兄弟にあたります。
兄のくうさんは2020年12月18日生まれで
性格はおっとりしており、のんびり屋です。
おやつの時だけ俊敏になります。
毛がフワッとしていて、少しふくよかに見えます。
弟のれんくんは2021年10月1日生まれで
性格はヤンチャ、オラオラ系ですがマイペース。
毛がくうさんより濃いめでペタっとしているのが特徴です。
くうさんがいないと寂しくて鳴きます。
2頭は庫裡の中と外を行ったり来たりしているので、必ず会えるという保証はありませんが、基本的に誰か来ると喜んでお出迎えをし2分くらいで飽きます。
ツンデレ上等な兄弟です。
日々の様子はインスタグラムでご覧いただけます。
お葬式について
仏教の教えに親愛なる人と別れる苦痛や悲しみのことを指す「愛別離苦」(あいべつりく)という言葉があるように
大切な人との別れを受け入れるのは大変難しいことです。
「死」という漢字は遺骨(夕)を前に膝をつき悲しむ(ヒ)様子を表しています。
そのためお葬式は亡くなった人のためだけに勤めるものではなく、
遺された私たちのために、人間が人間であるために「お葬式を勤める」のです。
遺された私たちが亡き人のいのちを「死」で区切りとすることではなく、
その先も変わらずに私たちに関わり続けてくださる存在として受け止めていく儀式なのです。
「ありがとう」「これからもよろしくね」と思えるように。
信興寺ではどのような葬送の形であっても、浄土真宗における葬儀の意味を大切にし、
ご遺族の心情に寄り添ったお見送りを心がけております。
よくある質問
A.浄土真宗には基本的に、御朱印はございませんが、信興寺ではご参拝の記念として「参拝記念」を用意しております。
ただし、ご朱印帳等への直接書きは数日お時間をいただいております。
A.仏教の最終目標は煩悩から解放され仏となることです。
それを履行するために多くの宗派では厳しい戒律や修行があります。
剃髪をしているお坊さんをよく見るのもその一つで、髪の毛が生えているとヘアスタイルを気にしたり、薄毛や抜け毛に悩む場合もあります。
これらは修行の邪魔となるので煩悩を断ち切るために剃っているとも言われています(諸説あり)。
一方、私たちが信仰している浄土真宗には厳しい戒律や修行はありません。
煩悩は断ち切ることができない私たちは、阿弥陀如来の慈悲によって「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えれば誰でも救っていただけるという教えがあります(他力本願)。
なので煩悩の塊でもある髪の毛を剃る必要はないのです。
パーマを当てているお坊さんもいれば、染色しているお坊さんもいます。
もちろん剃髪しているお坊さんもいます。
実際に浄土真宗の宗祖・親鸞聖人も髪の毛を伸ばしていたという話もあります。余談ですが浄土真宗ではそれまでの仏教では戒律で禁止されていた肉食・妻帯も認められていました(親鸞聖人も恵信尼さんという奥様がいました)。
A.可能です。
もし関係が長い場合などは葬儀の前後どちらかに、それまでのお寺にご連絡をお願いします。
A.はい、できます。
ですが、浄土真宗のお寺では便宜上、「永代供養」と言っていますが、基本的にそのような呼び方は致しません。
永代供養は遺された子孫たちがいわゆる「追善供養」でおこなうこととなっていますが、実はその教え自体が浄土真宗にはないのです。
なぜなら浄土真宗の教えでは、信心をおこした時に極楽浄土へ往生することが定まり、いのちが尽きると同時に極楽浄土に往きして仏さまとなる(往生)からです。
しかしながら浄土真宗のお寺では、亡き人を偲んだり、弔ったりしないのかというとそんなことはありません。
永代供養という言葉は使いませんが、おこなっている事は他の宗派のお寺さまと変わりませんのでご安心ください。
A.基本的に家の中と外を出たり入ったりしてますので、高確率で会うことができます。
Q.お葬式のお布施はいつ渡せば良いのですか?
Q.永代供養はしていただけますか?
Q.報恩講というご案内がきたのですが・・・?
Q.現在、別のお寺の門徒(檀家)なのですが、納骨することはできますか?
Q.くうさんにはいつでも会えますか?
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