お位牌って?ーその2ー

位牌とは

位牌とは何かについては、ひとつ前の記事をご覧ください。
https://shinkouji-nagoya.com/お位牌って?ーその1ー/
お位牌には大きく分けて「白木の位牌」「本位牌」「繰り出し位牌」に分けられます。

白木の位牌

白木の位牌とは亡くなった時から四十九日まで使い、元々は葬儀の野辺送りに用いるための仮の位牌で基本的に葬儀屋さんが用意してくださいます。そこに僧侶が法名や戒名を記入します。葬儀後は四十九日の法要(満中陰)まで、白木の位牌を遺骨、遺影などとともに中陰段に安置します。

白木の位牌です。形はほぼどこの葬儀屋さんも同じですが、若干大きさだったり彫りだったりが違います。

ここで中陰とは何かについてもお話ししておきます。亡くなられた日から数えて四十九日までを中陰といい、7日目ごとに法要を勤めます。初めての月命日を初月忌(はつがっき)といい、最後の四十九日は満中陰として法事に準じてお勤めをします。名古屋では初七日を還骨法要と一緒に葬儀当日に行うことが多いですが、地域によって異なります。中陰法要は亡き人が安らかに浄土へ往けるための追善のようにも思えますが、そうではなく遺族自身が悲しみを受け止め、お念仏と出遇うための機縁となる法要です。(真宗大谷派三重教区・桑名別院本統寺HPより)
詳細や中陰でよくある疑問を真宗大谷派三重教区の桑名別院さまがまとめてくださっていますので、リンクを貼っておきます。すごく参考になるかと思います。
https://mie-betsuin.com/2018/02/01/「中陰」編/

本位牌と繰り出し位牌

四十九日が終わると多くの宗派で用いられるのが黒色がベースとなった本位牌です。それに戒名を彫ってお仏壇に安置します。また木の板が何枚か入っていて故人の月命日の際に板を入れ替えることができる繰り出しの位牌もよく使われています。ところが前回もお話した通り、真宗大谷派(お東)や浄土真宗本願寺派(お西)では本来はどちらの位牌も用いることはせず、法名軸や過去帳を用いることを勧めております。

本位牌。中心に戒名、裏に俗名などが彫られることが多い。
繰り出し位牌。木の板に法名や戒名などを記す。この地方では本来は位牌を推奨していない浄土真宗でも圧倒的に使われる率が高いのがコレ。

法名軸と過去帳

では真宗大谷派では何を用いて法名を記しておくのでしょうか。それは法名軸と呼ばれるものです。法名軸には2通りあり、1名分のみの法名が記されているものと数名分の法名が記されている「合幅の法名軸」がです。
ご本山へお納めする院号法名の志(8万円以上)をお納めいただくと、故人の院号法名と真宗大谷派・東本願寺の現門主の法名と印が記された半紙がお手次のお寺を通して必ず下付されますので、そちらを表装していただく形となります。

これは既に表装済みのものですが、真ん中の半紙の部分が本山よりお手次のお寺を通して下付されます(※門主は当時)

院号法名をつけていない場合はどうしたら良いかと言いますと、現在、お仏壇屋さんに既に表装済みで白紙のものが販売されていますので、そちらをお手次の住職に書いてもらいましょう。最近は楽天市場などでも販売されており、字も別料金で入れてくれるようです。https://item.rakuten.co.jp/butuendo/hj-jt-e50/

合幅の法名軸は法名軸に罫線を引いてあり、数名分の法名を記すことができるようになっています。

https://www.amazon.co.jp/仏縁堂-仏縁堂ブランド:国産仏具【合幅・総法名軸:本山型西総紋50代(お西用)法名文字入れ無料】最新のUV印刷で名入れ無料-仏壇・仏具用品/dp/B07HHZSR21

法名軸はお内仏(お仏壇)向かって右側に1名用のものを、左側に合幅をかけるようにします。かかっていると意外とお内仏がキリッとしてかっこいいです!

一方で過去帳は蛇腹折りになっていたり本の形をしているもので、上部に日付が書いてあり亡くなった年月と法名を記すものや、亡くなった人の順番に法名を記すものなどがあります。こちらはお内仏の1番下段に過去帳立てに立てかけておきます。月命日で該当する故人のページを開いてお参りしましょう。法名の記入はお手次の住職に書いてもらうと良いかと思います。

過去帳です。サイズなどは様々なのでお仏壇に合う大きさのものを選びましょう。

すごく簡略的に説明をしました。そのためご不明な点が多いと思います。もしわからないことがございましたら、お手次の住職にご相談ください。もしそれが難しいのであれば、当山でもご相談に応じますのでお電話やメールでお問い合わせください。
https://shinkouji-nagoya.com/contact/

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