【東本願寺】御影堂門の特別公開

信興寺の若院です。今月も残すところあと10日ほどとなりました。
HPを公開したものの、なかなか更新出来ない時が続き、大変申し訳ございません。
来年より更新頻度を上げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

さて来年初頭に京都の各地で非公開文化財の公開が行われます。東本願寺でも御影堂門の公開を予定しており、滅多にないチャンスでもあるので、ぜひご参拝ください。このページの最後に予約サイトのURLを貼り付けてあります。

東本願寺

御影堂

真宗大谷派の本山、東本願寺には多くの文化財が残っています。御影堂(ごえいどう)は世界最大の木造建築です。間口76m、奥行58m、高さは38mで建築面積では東大寺大仏殿(奈良県)を上回っています。和様で建築されており、須弥壇中央には御厨子が置かれ、宗祖親鸞聖人の御真影(ごしんねい)が安置されいます。この場所を内陣の中央であることなどから「内陣本間」とも言われています。この本間を含め内陣は7つもの室から成り立っています。報恩講のお勤めは御影堂が使えない時をのぞき、こちらで行われます。

でかい。

阿弥陀堂

御影堂の南側に隣接する阿弥陀堂。大きさはやや小ぶりにも見えますが間口52m、奥行き47m、高さ29mと全国でも屈指の大きさを誇るお堂です。御影堂にどうしても目が行きがちなのですが、こちらが「本堂」になります。内陣中央の須弥壇上の空殿内には浄土真宗の御本尊・阿弥陀如来(立像)が安置されています。御本尊の仏様がいらっしゃるので、こちらが本堂ということになります。

なんだかんだやっぱりでかい。

御影堂門

東本願寺には多くの門も存在しますが、その中でも最も大きなものが御影堂門(ごえいどうもん)です。読んで字の如く、御影堂の正面に建てられており、三門形式の二重門で、真宗本廟の扁額を掲げています。東福寺、知恩院と並んで京都三大門のひとつに数えられています。高さ27mは日本一高い木造の二重門です。日本一の高さで出迎えて、日本一の大きさのお堂で心落ち着ける。それが東本願寺です。
普段、非公開の上層部には釈迦如来坐像を中央に脇侍として右側に弥勒菩薩立像、左側に阿難(あなん)尊者立像が安置され、浄土真宗の正依の経典「浄土三部経」の一つ『仏説無量寿経』の会座を表しています。その手前には仏舎利が安置されています。

かなり過去の写真で画像が粗くて申し訳ございません。特別公開ではこの屋根と屋根の間のところに行けます。
少し北側から撮影した御影堂門。やっぱりでかい・・・

その普段は非公開の御影堂門が2022年1月8日から3月18日まで特別公開されます。楼上からは東山連峰を望み、京都のメインストリート烏丸通や市街、飛地境内で徳川慶喜も愛したとされる枳殻邸の名で知られる渉成園も見ることが出来ます。この機会にぜひお参りいただけたらと思います。なお当日受付で空きがあれば拝観できるそうですが、インターネットでの事前予約優先です。予約は先着順で下記のサイトよりお申し込みください。なお東本願寺以外のお寺でも開催しております。

(詳細はこちら)https://ja.kyoto.travel/specialopening/winter/2021-2022/#about
(予約はこちら)https://select-type.com/rsv/?id=0KHmNVvvr10

※詳細ページから予約ページにも入れます。

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