初まいりとは?
初まいりとはご家庭に生まれた赤ちゃんが初めてお寺に参拝する儀式です。神社での「お宮参り」に似てはいますが、赤ちゃんの誕生を祝ったり、健やかなる成長をお願いするだけの儀式ではありません。
近年、尊いはずの赤ちゃんのいのちが親の都合により「モノ」のように扱われ、子どもが成長する環境の中で凄惨な事件が起こったりしています。
赤ちゃんのいのちは「仏様からの授かったいのち」として仏教ではいただきます。また赤ちゃんの誕生は同時に親の誕生でもあり、かけがえのない我が子を育てることを通して、その愛しいわが子から、人間として親として育まれ、成長する歩みが始まります。仏様を前に授かったいのちの尊さを感じ、赤ちゃんと共に親としての自覚を持って出発することを誓う儀式が初まいりという儀式なのです。
真宗大谷派名古屋別院(東別院)でも毎年4月におこなっています。詳細はこちら。
儀式の執行について
当山での初まいり式は、ご希望の日時でご案内いたします。ただしお寺側の都合によりご希望に添えない場合もございますので、予め数日の希望日をご予定ください。また儀式は信興寺本堂にて約30分ほどとなります。
冥加金として1万円以上のご協力をお願いしておりますが、あくまでも目安となります。
対象
誕生された赤ちゃん(新生児)とそのご家族様
まだお寺にお参りをしたことがないお子様とそのご家族様
お寺大好きなお子様とそのご家族様
など、どなたでも受式いただけますので、ぜひご家族揃ってお参りください。
当日の服装について
儀式当日はしっかりとおめかしをして・・・となりがちですが、そんなに気を張る必要はございません。ラフな格好で構いません。赤ちゃんを抱っこしたりすると思いますので、動きやすい服装で構いません。シャツにジーンズでも問題ありません。というより当山の場合はラフな格好の方が圧倒的に多いです。
初まいり式を行いました
5月1日に初まいり式を行いました。当日は生憎の雨模様でしたが、素敵なご夫婦が授かった大切ないのちと共にお勤めをいたしました。お寺の雰囲気などに赤ちゃんも最初は怯えていましたが、お勤めが始まると不思議と落ち着かれ、カメラ(撮影:若坊守)に向かって目線をくれるなど、ご両親のようにしっかりとした赤ちゃんでした。